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作者の知らない秘密

こんにちは。

ちょっと映画のお話。
「ジェイン・オースティンの読書会」という映画。
これ、結構好きな映画でして

内容的には

英国の女流作家ジェイン・オースティンの作品を愛する6人が
読書会に集まり、そこで6冊の本をそれぞれリーダーを決めて
毎回、集まっては作品について語り合うというもの。

登場人物がそれぞれに悩みを持っていて、それがオースティンの作品にリンクすることも。
オースティンが好きな人には彼女の作品のセリフやストーリーが話題に出てくるので面白い。
私もオースティンファンなのですごく感情移入できたんですよね。


で・・・

ですね


この中で、6人は作品中の登場人物についてあることないこと想像しては語り合う。
例えば、主人公は実は同性愛者だったんじゃない?オースティンもそのことに気付かずに書いてたの!みたいな。
その時にその中の一人が言うセリフが


「作者の知らない秘密が登場人物にあるってステキ」


このセリフが本当に素敵で
すんなりと入ってきたというのも、当然、今、正に私が大好きな「秘密」という作品について
妄想したり、面白い妄想コメントを頂いたり、秘密ブロガーさんのところにお邪魔しておしゃべりさせて貰ったり

そのステキな秘密ってやつを共有できる場があるという幸運のおかげなんですよね。

清水先生は事件以外のことは多く書かれないし、登場人物のプライベートも描かれない。
表現も読者に委ねられることが多いので、読者は想像する余地を充分に与えられるわけです。

そして、たくさんの秘密愛読者がその余地を埋めるべく想像する。
秘密ブロガーさんも愉しい妄想がいっぱいで(笑)

つまり、この「秘密」という作品についておしゃべりしたりする妄想は
作者も知らない登場人物の秘密。

私なんてとんでもない内容ばっかりでそんなステキなものはひとかけらも無いのですが
皆さんのブログや、創作、こちらに頂いたコメントでも
それぞれの持つ登場人物の秘密が溢れてて、しかもそこに多大な愛を感じるわけです。

これが作品をずっと面白く素敵にしているのではないか・・・
とファンって凄いな~と思うのでした。


今、国連で日本の漫画の性表現が問題視されていますが
もちろん、行き過ぎたところは規制も必要であるけれど
敢えて描くことで、問題提起をしている良作も多分にあるわけで
一概に問題視し、例外なく規制するのはやめて欲しいところです。

秘密という作品はグロテスクな表現も多いし、ギリギリなところを描いてるところもある。
世の中の悲しい犯罪に真正面から向き合われている清水先生の表現に
こういった水が差されないことを願います。


とかなんとか、今日はちょっと(初めて?)真面目に書いてみました(笑)

まぁ、言いたいのは


ブラボー!作者の知らない秘密!

ということです(笑)

コメントを下さる皆さん、拍手を頂いた皆さん、遊びに来て下さる方々に感謝いたします。
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コメント

拍手鍵コメ様

コメントありがとうございます!

そうですよね!おっしゃるとおり日本の漫画は子供向けというより、芸術、文学の域に達しているものもあると思うので一概の規制は違うと思いますよね。

確かに秘密で言うと絹子では性的な表現、虐待シーンを表したカットもありましたね。あと、チャッピー事件も子供が犠牲になるという辛くてグロテスクな表現も多いですね。
でも、犯罪を描く上での必要な表現であって、快楽的に表現されたものではないわけですから「秘密」はこのままスタンス変えずに続けられることを祈ります!

風と木の詩!私も同じです。冒頭からのあのシーンは衝撃ですよね(笑)でも、あれもそういったことをメインで描かれているわけではない、なのでこれも一概にされるのはおかしいですよね。
私も母が萩尾望都さんが好きで、それで読み始めたので、母から娘パターンできっと「秘密」も読み継がれて…ちょっとグロいけども…お母さん薦めにくいかもだけど…笑
いや、しかしきっと読み継がれていくんだと思います!

あ、「少年の名はジルベール」!
私、気になってたんですよ!
書店であの美しいジルベールがこっちを睨んでいて思わず手に取りました笑 買っちゃいそうです…どうしましょう…

なみたろう様

コメントありがとうございます!

そしてツッコミもしっかり頭上で受け止めました笑
喜んでいます(←Mです)

> やっぱりBON子さんはただの妄想族ではなかったですね…「秘密」ファンの方はどなたもすばらしい。読みが深くて文章も深くて。

いえ、私は生粋の妄想の谷の民です。谷の人もたまに語りたくなってペラペラ言っちゃうので、たまにお付き合い頂ければ幸いかと・・笑
本当に秘密ファンはすごいですね。考察的なことも深くって。多才な方ばかり。
なみたろうさんもですよ。
透明感あるイラストもですが、語り口が面白くって、的を得てらして・・ストーキングに熱が入ってしまいます。

> (でも時々どこぞの知恵袋で「薪さんは同性愛者、って本当ですかぁ?」「違います。そんなセリフはありません」←まさかのベストアンサー!で吹くことありますけど)

そんな質問あるんですね!笑
即否定→即ベストアンサーの流れ・・・
それ、私も吹きますわ・・www
ほんとに作品の捉え方って様々ですよね。
私のブログもご不快な方、いらっしゃるんだろうな~とか思いながらも
止まらぬ下衆な妄想です・・

> 性描写云々、は難しいですね…
> 私も前にコメントされた方の、まったくその通り!と思うのですが。日本って海外に比べてユルいみたいだし。海外から見たら「日本のマンガ、アニメ」ってひとくくりなんだろうし。芸術と萌え萌えキュンキュンは別物にして欲しい。
> 子供が見なきゃいーんだろ?とか思ってしまいますが…「秘密」がR指定とか付いたら嫌かな。ああ、大人の読み物だよ!色んな意味で!

やっぱり、春画が流行ったくらいだから、元々その辺ゆるい民族なんですよね、きっと。
でも、春画だって海外で芸術として賞賛されてるわけで・・・そんなのどうすんのよ?と。
秘密にRは嫌かもですね。なんか違う。でも、確かに大人の読み物。大人だからこそ妄想できる色んな意味で(笑)
でも、少年少女だって、このテーマを理解できないことないと思うんですけどねぇ・・・


> 竹宮先生の記事とかあるんですね、読んでみたいです。「地球へ…」でお世話になりました。あの滲み出るイケナイもの感は芸術ですよ。

地球へ…!私もです!最高ですよね。あの頃のSFって、もうその枠に収まりきれないっていうか・・マジ最高です(←軽)
確かに!正に「滲み出る」ですよね・・笑
芸術的イケナイものを見ずして青春を過ごすなかれ、です逆に。
ドキドキしてましたね・・・でもあくまで美しいと。あぁいうの、もう文学の域だと思うんですけどね。
あぁ・・読みたくなってきました。
週末やばいかもです笑

真面目か!!

いやすいません、お約束で突っ込んだだけで。素敵なお話ありがとうございます。
やっぱりBON子さんはただの妄想族ではなかったですね…「秘密」ファンの方はどなたもすばらしい。読みが深くて文章も深くて。
ほんとにおっしゃる通り、BON子さんも含めてお話させていただくと勉強になることばかりですよ( ´∀`)
作品が深いからそうゆう方が寄るんでしょうかね~。
(でも時々どこぞの知恵袋で「薪さんは同性愛者、って本当ですかぁ?」「違います。そんなセリフはありません」←まさかのベストアンサー!で吹くことありますけど)

性描写云々、は難しいですね…
私も前にコメントされた方の、まったくその通り!と思うのですが。日本って海外に比べてユルいみたいだし。海外から見たら「日本のマンガ、アニメ」ってひとくくりなんだろうし。芸術と萌え萌えキュンキュンは別物にして欲しい。
子供が見なきゃいーんだろ?とか思ってしまいますが…「秘密」がR指定とか付いたら嫌かな。ああ、大人の読み物だよ!色んな意味で!
竹宮先生の記事とかあるんですね、読んでみたいです。「地球へ…」でお世話になりました。あの滲み出るイケナイもの感は芸術ですよ。

鍵コメさま

コメントありがとうございます!

今日、深いですか?笑
柄にもなく語ってます(笑)

> 私もちょうど今日竹宮恵子先生のインタビューの記事を読んで

私もその記事読みました!(^O^)
その前から、この件に関しては、はぁ?て感じだったんですが(明らかに難癖を付けてきている…別の理由ありそう)竹宮先生の記事読んだら、あったま来ちゃってですね笑 こんな名作まで一括りに過激な性描写、性暴力を描いて悪影響なんてレッテルを貼られちゃ堪らんと。
こういった描写なくして人の生を描く大作が生まれようかと。規制するとこ間違ってると思いますね。
風と木の詩は学生の頃、読んだっきりですが、1巻読んだらまとめ買いしたくなるの分かります!笑
春はほんと物入りですからね…物入りついでに…てのもアリかと…笑
あの頃は寄宿舎ものが大好きで、やっぱその場合、男の子同士の愛が出てくるんですよ、萩尾作品も然り。
これも、女と見まごうほどの美少年設定ですもんね、しかも魔性という。
私も読みたくなって来たんで、まとめ買いパターンかもしれません笑


> 清水作品を例にとるなら、作中生々しく、世の不条理やひとつの犯罪の向こう側にある現実が時に過激な性描写や血なまぐさい描写も交えて描かれているのは、現実を直視することで見えてくる人間の本質や社会、マイノリティが抱える問題を世に問うためだと思います。

まったくその通りだと思います!
ベールに包んだんじゃ伝わらないところをしっかりと浮き彫りにしてくれるから清水作品は稀有なのだと思います。問題提起に迷いがないというか、タブーやマイノリティを勇気を持って描かれている。
そこがやっぱり私なんか、夢中になってしまうところです。

え!秘密でも自粛になったものあったんですか⁈
知らなかったです、勉強不足です。
なんだろう、あ、地震の話?ですかね?
そういうの、作者もモドカシイところあるでしょうし、ファンとしても哀しい。


> 文化とそうでないものに線引きせず、個別の評価もないままに一律に社会悪のように規制してしまうことは、社会にとって大きな損失だと思います。

まったくです。
規制ってのは線引きが難しくていい加減なもので一律にされてしまうことが多い。しかも対象が表現となれば余計に難しいから恐ろしい。
表現は一番規制というものから自由でなければいけない領域だと思うので、ここまで一つの表現としても成熟した漫画がこんなことで自粛モードになんかになっちゃったら哀しいですよ。

> …真面目にのってしまいました(^^;)

もう、ほんとに物凄くありがとうございます。(笑)
そんなブログじゃなかったはずなのに!


> 生みの親なら、核心を書いてしまいたい衝動とかきっとあると思うのですが、あえてそうしないスタンスを長く貫かれている。

ほんとに、清水先生お上手だから、そしてほんとストイックだと思います!
こんなに妄想させてくれて感謝です笑
秘密ブログさん、皆さん魅力溢れていて、さすが秘密を愛する方々だな…と。
私もこんな盛り上がる妄想が止まらないの初めてです。
そんな作品について鍵コメさまとお話しできる幸せに感謝であります!(*^^*)

マジメなやつにお付き合い頂き、ありがとうございました!

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Author:BON子
清水玲子さんの「秘密 THE TOP SECRET」にハマったアラサーBON子が妄想の淵を行き来しながら思ったことをメモしてます。